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- 2020.05.09
- ショックマスター
- 症例報告
「発生機序」部活のソフトボールでボールを投げた際、肘に痛みが出た。
「主訴」ボールを投げると肘の内側が痛い。日常生活では痛みは出ない。
「状態」野球肘
野球肘とは投球障害肘とも呼ばれ、投球動作によって生じた筋・腱・靭帯・神経の障害や骨軟骨の外傷・障害の総称です。
野球肘にみられる肘の機能障害は、肘関節に機械的なストレスが加わった“結果”であり、関節可動域制限や関節不安定性などが野球肘の直接の発生原因ではないことが多いです。投手に多く発生しますが、投手の次に多いのが捕手とされています。
原因は、野球肘は部位によって内側型・外側型・後方型に分類されます。ここでは内側型について説明します。内側型は成長期では骨の問題が多いのに対し、成人以降では靱帯損傷が関与することが多いようです。
年齢により肘内側の支持組織の弱い部位に違いがあるため、13〜16歳頃の成長期であれば内側部分の軟骨の障害、17歳以上では側副靭帯(そくふくじんたい)損傷が主に生じます。
内側型は肘の内側にある側副靱帯が、繰り返しの投球動作により部分断裂を起こし、靭帯が緩んだ状態(靭帯機能不全)になるものです。投球相ではトップの状態からボールリリースの手前の時期に肘関節への外反(がいはん)ストレスが増大することで障害発生の要因となります。
「アプローチ」ショックマスター、投球動作の改善
「経過」ショックマスター1回目、基準値で患部に実施。治療後、症状に変化無し。
2回目、数値を上げて実施。治療後、疼痛緩和が見られた。
3回目、数値は前回と同じで実施。治療後疼痛緩和が見られた。
4回目、数値は前回と同じで実施。治療後、疼痛緩和が見られた。最初に比べ半分くらいまで痛
みは無くなった。
5回目、数値は前回より上げて実施。治療後痛みはほぼなくなった。
6回目、数値は前回と同じで実施。治療後、後日投球してもらい痛みはなかった。
7、8回目、数値は前回と同じで実施。痛み無く投球が出来る様になったため、治療を終了する。